社内物流をクローズアップしたレポート
2023年3月、AZAでは『自動化・ロボティクス化推進プロジェクト』を始動しました。
AZAの社内物流セクションを中心に、スタッフの心身の負担軽減、生産性向上を目的とした様々な施策を行っていこうという取り組みです。
本コラムでは、今後数回にわたってAZAの自動化・ロボティクス化をレポートしていこうと思います。
その目的は下記の通りです。
・AZAのサービスを安心してご利用いただくために、社内セクションについて知っていただく。
・物流の効率化の一例として、業界内でシェアしていく。
本コラムを通して、AZAを中から支えている部署について少しでも興味を持っていただいたり、イベント業界における物流改善の一助になれば幸いです。
自動化・ロボティクス化プロジェクト発足のきっかけ
慢性的な人員不足
AZAの社内物流は大きく2つの要素で成り立っています。「在庫管理システム」と「スタッフ」です。
「在庫管理システム」は社内物流の確実性と効率の維持に欠かせないツールであり、定期的なアップデートとデータの蓄積により、日々進化しています。
一方で「スタッフ」の方はコロナ禍以降、人員不足によって従業員ひとりひとりの心身の負担が大きいことが問題となっていました。長時間労働が増え、他部署からのヘルプなどでなんとか賄っている時期もありました。
とはいえ人員不足は物流以外のセクションでも発生しており、社内物流の専任スタッフをなかなか増員できないのが実状でした。昨今の売り手市場で新規で採用というのも難しい…。
そしてこの人員不足は、今後も加速していくだろうというのが社会情勢を見ても明らかでした。
方針転換! 機械に頼れるところは頼る!
そんな中で次第に、限られた人数でもより生産性高く物流を回せるようにできないか?という方向に考えをシフトしていくようになりました。
そうして発足したのが、今回取り上げる「自動化・ロボティクス化推進プロジェクト」というわけです。
メンバーはAZAの社内物流の中心であるメンテナンスサービス部員と、ディストロサービス部員*¹で構成され、普段社内物流に従事する社員の視点でより具体的な課題を洗い出しました。
そうして当面の間は、以下の部分を推進していく方向でまとまりました。
①移動の短縮
②ハンディターミナル*²操作の短縮
③重量物の積み荷/積み下ろしのサポート
機械が得意なことは機械に任せ、それを人が効率的に利用し管理する。テクノロジー×スタッフの掛け合わせで物流の底上げをしようという取り組みが、こうして始まりました。
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*¹ 出荷される商品の準備、レンタル商品の配送・宅配を行う部署
*² 在庫管理システムと連動したスキャナ搭載端末
まとめ
今回は「自動化・ロボティクス化推進プロジェクト」の発足について取り上げました。
次回からは実際にデモを行ったシステムや、社内で行った検証などをご紹介していければと思います。
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